先日、ハワイで挙式をあげた友人がホテルから協会までの送迎で、リムジンに乗って登場してきました。白くてとても長いリムジンから、これまた白くてきれいなドレスに身を包んだ友人と旦那さんが降りてきて、まるで映画のワンシーンを見ているようでした。思わずため息が出てしまい、私もそんな結婚式がしてみたいと思わずにはいられなかった。
はるか大分県で開かれた6日の第60回記念別府大分毎日マラソン。今回から出場資格タイムが緩和され、女性を含む市民ランナーにも門戸が広がったおかげで、京都からも2人の記者が夢の舞台に立つことができた。共に46歳。「中性脂肪」や「総コレステロール」が気になる自称「メタボランナー」が感じたことは−−。
仕事が土曜未明まで及び、ようやく立てたスタートライン。練習時間が十分取れず、不安を感じながら号砲とともに走り始めた。
5キロ付近。別府市中心街に入り、沿道の応援が多くなると初めて「別大を走っている」と実感がわいた。別府湾岸に入ると難敵の向かい風。しかも国道10号は幅が広くスピード感がつかめない。バンクも急で足首に負担がかかる。
◇9年前は85キロ
東京運動部に勤務していた9年前、体重は85キロまで増えた。スポーツジムで気まぐれにランニングマシンに乗ったら、初日は20分で息が切れた。それでも体重が落ち始めると楽しくなり、6年前に初めてフルマラソンを完走。フル挑戦は今回で22回目だ。3年前に初めてサブスリー(3時間切り)を達成してからは「2時間50分」が資格タイムだった別大挑戦が目標だった。
ところが2年前にマークした2時間55分台の自己ベストを更新できない。「もう無理かも」と思っていた昨年10月、今大会要綱が発表された。うれしさの半面、「出場していいのか」とどこか複雑な気持ちだった。
市民ランナーの増加で、各地のマラソン大会は門戸開放の流れができつつある。07年、「制限7時間」を掲げた東京マラソンが始まり、欧米の都市型マラソンに倣い、長い制限時間で幅広いレベルのランナーに門戸を広げる考えが定着した。
一方で多くのランナーは年を重ねても、少しでもタイムを短縮しようと挑み続ける。今回の参加資格となった「3時間30分」は男女を問わず、幅広い市民ランナーに「努力すれば届くかもしれない」と思わせる設定だ。エリートレースとして伝統ある「別大」の勇気ある試みだった。
レースに戻る。大分市街に入り、32キロを過ぎると道路が狭くなって沿道の声援も後押しになり、リズム感が出てきた。フィニッシュタイムは3時間11分20秒、1113位だった。
過去最多の1939人が参加した今大会。声援だけでなく、市民が誘導など大会運営に協力している様子から、別大への誇りや愛情を感じた。来年も出場できるよう練習するしかない。【北村弘一】
◇25キロ以降ペースダウン
168センチ、82キロの体を何とかしたいと思い、走り始めたのが不惑の40歳。北村記者と同様、減量が進んで楽しさが増した。現在62キロ。各数値はまだメタボながら、実に快適だ。
09年11月の初挑戦以来、フルは7回目。出場はあくまで楽しみの延長線上だったが、さすがにこの大会は違った。出場者はもれなく、やる気満々。完走を目標とする人が多い都市型大規模マラソンとは一線を画していた。
そのムードにのぼせ上がって最初に飛ばしてしまい、25キロ以降は大幅にペースダウン。歩きそうになるところを声援に支えられて走り続けた。3時間9分20秒で1070位。自己ベストまであと25秒だった。
来春には京都でも始まるフルマラソン。大会はランナーと運営者だけでなく、市民がつくっていくのだと実感した。【山本直】
◇ことば 別府大分毎日マラソン大会
大分市の高崎山・うみたまご(水族館)前をスタートし、別府市を経由して大分市営陸上競技場を目指すフルマラソン大会。1952年に始まった。昨年、現在のコースに変更された。今大会は参加資格が3時間30分以内に緩和され、30年ぶりに女子も出場した。
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解散で失職した民主党名古屋市議団が8日、河村たかし市長(62)が求める議員報酬半減の容認に転じた。背景には「トリプル投票」で示された議会批判の民意がある。再び市長側と争う3月の出直し市議選まで1カ月余り。前議員らの動揺は大きい。【高橋恵子、丸山進】
トリプル投票惨敗の余韻が残る8日。民主党の前名古屋市議27人と新人の立候補予定者2人が市内のホテルに集まった。いずれも表情は硬かった。
「これだけ大差の民意が出た。全部くみ取るのが議員の責任だ」。強硬に主張したのは2期目の途中で失職した山本久樹氏(46)だった。河村市長が掲げる議員報酬の年800万円への半減、市民税10%減税、地域委員会の3大公約への反対姿勢を翻すことを主張。「僕は1人でも容認する」と宣言した。他にも若手中心に容認論が相次ぎ、議員報酬半減への賛成が決まった。
昨年の11月定例市議会。市議会解散請求(リコール)を求める署名が提出されたのを受け、公明市議団は条件つきで議員報酬半減容認を決め、自民市議団は意見を付して減税賛成に転じた。河村市長への歩み寄りにかじを切った両会派。その動きに乗り遅れたのが民主だった。
市長選でも独自候補を擁立。だが得票は河村市長の3分の1に満たなかった。住民投票では議会解散に69万人の賛成票が投じられた。方向転換しなければ市民に話を聞いてもらうことすらできないのでは−−。前市議らの間に焦りが広がった。
09年の前回市長選で河村市長は民主推薦を得た。当時擁立に関わった山本氏は河村市長の人気の高さをよく知るが、今回の市長選について「市民は好き嫌いだけでなく政策も含めて判断した」とみる。「政策で同じ土俵に乗ったら、後は個人の資質を評価してもらえるかどうかだ」。市長の3大公約に賛成する自らの姿勢を記した「市政ニュース」を市民に配るため、準備にとりかかった。
◇追加公認は白紙 自民
一方、バッジを外した自民党の前市議らは7日午後、党県連に集まった。党公認を受ける出直し市議選の立候補予定者は23人。民主の足元が揺らぐ中、党勢拡大を狙う自民は「定数4以上の区では2人を擁立する」との方針で公認追加をするつもりだった。
だが出席者からは「2人出して共倒れしたらどうするのか。いかに議席を守るかが最重要課題だ」「公認問題はゼロから考えるべきだ」と消極的な意見が相次いだ。
岡本善博・前団長は「私の責任で近々整理したい」と述べ、追加公認の方針は事実上白紙に戻した。恐れるのは市長が代表の地域政党・減税日本だ。
減税日本の市議選立候補予定者らは「トリプル」の大勝に勢いづく。7日朝、名古屋市名東区で街頭演説する河村市長の後ろには3人の立候補予定者がいた。その一人、浅井康正氏(60)は「市長選や住民投票での支持を市議選まで絶やさないようにしなければ」と話す。現状では河村市長の人気頼みだが、減税日本の関係者は「市長の票がそのまま自分たちに来ると思ってはいけない」と発破をかけ、強い候補の育成に余念がない。
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仕事が土曜未明まで及び、ようやく立てたスタートライン。練習時間が十分取れず、不安を感じながら号砲とともに走り始めた。
5キロ付近。別府市中心街に入り、沿道の応援が多くなると初めて「別大を走っている」と実感がわいた。別府湾岸に入ると難敵の向かい風。しかも国道10号は幅が広くスピード感がつかめない。バンクも急で足首に負担がかかる。
◇9年前は85キロ
東京運動部に勤務していた9年前、体重は85キロまで増えた。スポーツジムで気まぐれにランニングマシンに乗ったら、初日は20分で息が切れた。それでも体重が落ち始めると楽しくなり、6年前に初めてフルマラソンを完走。フル挑戦は今回で22回目だ。3年前に初めてサブスリー(3時間切り)を達成してからは「2時間50分」が資格タイムだった別大挑戦が目標だった。
ところが2年前にマークした2時間55分台の自己ベストを更新できない。「もう無理かも」と思っていた昨年10月、今大会要綱が発表された。うれしさの半面、「出場していいのか」とどこか複雑な気持ちだった。
市民ランナーの増加で、各地のマラソン大会は門戸開放の流れができつつある。07年、「制限7時間」を掲げた東京マラソンが始まり、欧米の都市型マラソンに倣い、長い制限時間で幅広いレベルのランナーに門戸を広げる考えが定着した。
一方で多くのランナーは年を重ねても、少しでもタイムを短縮しようと挑み続ける。今回の参加資格となった「3時間30分」は男女を問わず、幅広い市民ランナーに「努力すれば届くかもしれない」と思わせる設定だ。エリートレースとして伝統ある「別大」の勇気ある試みだった。
レースに戻る。大分市街に入り、32キロを過ぎると道路が狭くなって沿道の声援も後押しになり、リズム感が出てきた。フィニッシュタイムは3時間11分20秒、1113位だった。
過去最多の1939人が参加した今大会。声援だけでなく、市民が誘導など大会運営に協力している様子から、別大への誇りや愛情を感じた。来年も出場できるよう練習するしかない。【北村弘一】
◇25キロ以降ペースダウン
168センチ、82キロの体を何とかしたいと思い、走り始めたのが不惑の40歳。北村記者と同様、減量が進んで楽しさが増した。現在62キロ。各数値はまだメタボながら、実に快適だ。
09年11月の初挑戦以来、フルは7回目。出場はあくまで楽しみの延長線上だったが、さすがにこの大会は違った。出場者はもれなく、やる気満々。完走を目標とする人が多い都市型大規模マラソンとは一線を画していた。
そのムードにのぼせ上がって最初に飛ばしてしまい、25キロ以降は大幅にペースダウン。歩きそうになるところを声援に支えられて走り続けた。3時間9分20秒で1070位。自己ベストまであと25秒だった。
来春には京都でも始まるフルマラソン。大会はランナーと運営者だけでなく、市民がつくっていくのだと実感した。【山本直】
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